最近人気の自然素材を使用した注文住宅。代表的な自然素材の建材は、しっくいや珪藻土、無垢材などがあります。自然素材には、できあがっている既製の建材と比べ、いろいろなメリットでメリットがあります。自然素材を使って注文住宅を建てる人の中には、その特長をあまり理解せず使用してしまい、後になって失敗するといった事例も見受けられます。

自然素材の中で建材による怪我につながるものとして、珪藻土があげられる。珪藻土は砂壁状であるため、細かな砂を含んでいます。それを壁に塗るとざらざらな仕上げとなり、手をすったりすると皮がむけてしまうこともあります。材料自体は大変すばらしものですが、使う箇所を間違うとても危険です。次に無垢材ですが、これは天然木とも呼ばれ、自然のままのものを加工して床や壁、天井材などに加工して用いる建材です。しかし、無垢材は自然の材料のため収縮が大きくなり隙間や段差ができてしまうことがあります。できるだけ収縮しないような加工を施しているものもありますが、床などに使用する場合は施工上気をつけないと、夏に床が盛り上がるといった問題が生じてしまいます。

一般的に使用されている杉材やパイン材は、かなり材質が柔らかいため、爪を立てただけでも凹んでしまいます。これらの点を理解しないと、無垢材は使用しない方がいいです。なるべく傷をつけたくないとか、いつまでもきれいに使いたいという場合は、一般的には既製品の建材があっていると思います。何事にも一長一短があるため、しっかりと説明をしてくれる会社や営業マンを選ぶことをおすすめします。